本日の更新記事は、竹田いさみさん「ISの脅威に直面するインドネシア:ジャカルタ爆弾テロから2カ月」です。東南アジアのイスラム過激派にとって、活動のメインストリームは何と言っても中東アラブ地域で、現在、ブランドとして脚光を浴びているのがIS、トレンディな渡航先がシリア。過激派の中での主導権争いが起きています。
「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。
「炭鉱労働者が激怒した『ポスト習近平』有力候補の『失言』」(中国、村上政俊さん):黒龍江省のナンバー2を務める陸昊にとって石炭産業の構造改革は喫緊の課題ですが、自らの失言で大きく躓いた格好です。これが習近平派勃興と胡錦濤派凋落の分岐点となるのでしょうか。5年に1度の党大会が開催される2017年秋に向けて、共産党内部の人事抗争にますます目が離せません。
「トランプ氏に逆風『共和党候補決定』は7月の『全国党大会』か」(アメリカ、足立正彦さん):確かにかなり優位に立っているトランプ氏ですが、指名獲得をほぼ確実にしたクリントン氏に比べ、思わぬ”逆風”にも見舞われて7月の全国党大会まではまだ予断を許さない状況です。
「ブリュッセルの空港と地下鉄駅でテロ」(中東、池内恵さん):ブリュッセルでのテロの初期段階の情報リンク。真相解明はこれから。
「池内恵の中東通信」にも「ブリュッセルのテロで『イスラーム国』系アウマーク通信が声明」の新エントリ。「イスラーム国」の宣伝部隊とみられるアウマーク通信が、そのウェブサイトで犯行声明。声明はまず英語版が発表され、次いでアラビア語版が。内容はほとんど同一で、2段落だけの短いもの。
- 24時間
- 1週間
- f
-
1
瀬戸内海は“きれい”になり過ぎた? 海苔・ワカメの発育不良を「下水の力」で解決する
-
2
「コメ輸出8倍」計画のまやかし――国益を損なう農水省の「最も不健全なる思想」
-
3
はたして少年A=酒鬼薔薇聖斗は、更生しているのか
-
4
顧客の高齢化さえ追い風に? ドン・キホーテ「逆張り」戦略の将来展望
-
5
GEの「脱・コングロマリット・ディスカウント」なぜ東芝はできないか(後編)――「島田・池谷」二頭体制ゆえの課題
- 6 ひとりの地方紙記者が1000件の情報提供をもとに巨大グループの問題構造を立体的に描ききった『ブラック郵便局』は何が突出していたのか
-
7
がん治療「光免疫療法」のフロンティア――日本から世界へ、頭頸部から全身へ|篠﨑剛・国立がん研究センター東病院頭頸部外科医長(3)
-
8
第3部 ミサイルの下で(5) キーウ、取り残される「正義」
-
9
統合幕僚長が3代連続「定年延長」で空自トップがやきもき――初代「統合作戦司令官」は誰がなる?
-
10
金正恩・ショイグ会談で朝露が立場の「完全一致」を確認(2025年3月16日~3月22日)
-
世界を変えたスパイたち ソ連崩壊とプーチン報復の真相 (朝日新書)
¥1,067(税込) -
ピークアウトする中国 「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界 (文春新書 1481)
¥1,210(税込) -
小泉悠が護憲派と語り合う安全保障
¥1,540(税込) -
2030年の戦争 (日経プレミアシリーズ)
¥990(税込) -
ゴジラvs.自衛隊 アニメの「戦争論」 (文春新書 1480)
¥1,243(税込) -
情報分析力 (単行本)
¥1,760(税込) -
ゾルゲ事件80年目の真実 (文春新書)
¥1,210(税込) -
新聞のススメ 1日15分でつくる教養の土台 (星海社新書 319)
¥1,430(税込) -
はじめての戦争と平和 (ちくまプリマー新書 475)
¥968(税込)