池内恵
執筆者:池内恵 2017年6月5日
エリア: 中東

GCCの分裂はサウジとカタールの断交へ

2017年6月5日 14:15
6月5日、とうとうサウジがカタールとの断交に踏み切った。アラビア半島のサウジの領土からペルシア湾に突き出した半島であるカタールは、サウジが国境を封鎖すれば陸路の交通・輸送が不可能となり、実質は孤島となってしまう。バハレーンはサウジに追随して断交措置を取って空…
<<池内恵の中東通信に戻る
執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター グローバルセキュリティ・宗教分野教授。1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より東京大学先端科学技術研究センター准教授、2018年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』(同)などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
中東通信の最新記事

イラン大統領選挙は事実上ライースィー候補と現体制への信任投票に

6月18日に投票が予定されるイラン大統領選挙で、5月25日、監督者評議会(護憲評議会とも呼ばれる)による立候補届出者の審査と選別結果が、内務省により発表された。報道によれば、次の7名の立候補が認められた。Saeed JaliliSeyed Ebrahim RaisiAlireza ZakaniSeyed Amir Hos…
続きを読む>>

イラン大統領選挙の本命は保守派のイスラーム法学者ライースィー師

6月18日に投票のイランの大統領選挙の立候補が締め切られた。主要な立候補者は、エブラーヒーム・ライースィー(ライシ)司法長官と、アリー・ラーリジャーニー前国会議長の二人と目されている。いずれも保守派と目される。イラン大統領選挙の仕組みと機能イランの大統領任期…
続きを読む>>

「第4次ガザ戦争」が短期間で停戦に向かった背景:バイデン政権の静かな変化とイスラエルの苦い経験

5月10日のハマースによるロケット砲攻撃に始まった、イスラエルとガザのハマースとの戦闘で、5月20日、双方がエジプトの仲介による停戦の受け入れを発表した。イスラエルの現地時間5月21日午前2時(日本時間同日午前8時)に発効した停戦がもし持続すれば、今回のガザでの戦闘…
続きを読む>>

スーダンのロシアの海軍基地誘致計画が停止に

昨年12月1日に調印されて専門家の注目を集めた、スーダンの紅海岸の主要都市ポート・スーダン付近にロシア海軍の基地を建設する計画が停止されたとの報道がある。4月28日に中東メディアで報じられている。米国やエジプトやサウジのみならず、トルコやUAEなどが紅海・アフリカ…
続きを読む>>

ザリーフ外相インタビューの背景とリークの目的

ザリーフ外相が革命防衛隊、特にクドゥス部隊のガーセム・ソレイマーニー司令官の外交への介入を批判したインタビューがリークされた問題について、補足とアップデートをしておこう。続報によれば、ザリーフ外相のインタビューは、大統領府の戦略研究センター(Center for Str…
続きを読む>>

<<池内恵の中東通信に戻る
フォーサイトのお申し込み
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top