国際人のための日本古代史 (89)

「祭主交代」で改めて考える「伊勢神宮」の意味

執筆者:関裕二 2017年8月10日
タグ: 日本
エリア: アジア
20年に1度の伊勢神宮式年遷宮で2013年10月、臨時祭主として「遷御の儀」のために大玉串を手に正宮に向かう黒田清子さま

 

 日本を代表するふたつの聖地、伊勢神宮(三重県伊勢市)と出雲大社(島根県出雲市)に、皇族が深くかかわるようになった。高円宮家(たかまどのみやけ)の二女・典子(のりこ)女王殿下が出雲大社の千家(せんげ)家に嫁がれ、またつい最近、天皇陛下の長女・黒田清子(さやこ)さまが、伊勢神宮祭主に就任された。天皇家と太古の神話がつながっていくようで、喜ばしい限りだ。

カテゴリ: カルチャー
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
関裕二(せきゆうじ) 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。著書に『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』、『「死の国」熊野と巡礼の道 古代史謎解き紀行』『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪 古代史謎解き紀行』『「大乱の都」京都争奪 古代史謎解き紀行』『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』など多数。最新刊は『古代史の正体 縄文から平安まで』。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top