終焉間近の「メルケル12年」と「メルケル後」

執筆者:花田吉隆 2018年2月22日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: ヨーロッパ
「立場不鮮明」と「価値中立」のメルケル流で凌いできたが……(C)EPA=時事

 

 アンゲラ・メルケル首相の「終わり」がいよいよ現実味を帯びている。

 仮に、3月4日の社会民主党(SPD)党員による投票で連立合意の支持が得られても、メルケル首相が任期4年を全うできると考える者は多くない。現に、ある世論調査では、47%もの人がメルケル首相の途中降板を予測する。昨年9月の総選挙前までは向かうところ敵なしで、ヨーロッパの自由民主主義を守る最後の砦のようですらあった。それが連立交渉のもたもたですっかり指導力を失ってしまった。連立合意でSPDに財務相ポストを持っていかれたことは、その指導力低下を何にもまして物語る。

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執筆者プロフィール
花田吉隆 元防衛大学校教授。1977年東京大学法学部卒業。同年外務省入省。在スイス大使館公使、在フランクフルト総領事、在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授などを歴任。
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