「武田薬品」シャイアー買収は「東芝・ウエスチングハウス」の二の舞か

執筆者:大西康之 2018年5月21日
カテゴリ: 経済・ビジネス 国際
シャイアーの買収について、記者会見する武田薬品工業のウェバー社長 (C)時事

 

 まるでデジャビュである。武田薬品工業がアイルランドの製薬会社シャイアーを、自身の売上高の4倍である460億ポンド(約6兆8000億円)で買収する。2006年に米原発大手のウエスチングハウスを約6400億円で買収した東芝は、これが原因で債務超過にまで追い込まれた。日本企業はなぜ、無謀な海外買収を繰り返すのだろう。

返済に34年

 買収が発表された翌5月9日の東京株式市場で、武田株は一時、約5%(225円)安の4413円まで急落。財務負担を警戒した売りが相次ぎ、終値は前日比109円(2.35%)安となった。

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執筆者プロフィール
大西康之 経済ジャーナリスト、1965年生まれ。1988年日本経済新聞に入社し、産業部で企業取材を担当。98年、欧州総局(ロンドン)。日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員を経て2016年に独立。著書に「稲盛和夫最後の闘い~JAL再生に賭けた経営者人生」(日本経済新聞)、「会社が消えた日~三洋電機10万人のそれから」(日経BP)、「ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア 佐々木正」(新潮社)、「東芝解体 電機メーカーが消える日」 (講談社現代新書)、「東芝 原子力敗戦」(文藝春秋)がある。
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