「人手不足」と外国人
(24)
「幸せの国」ブータン留学生の「不幸せ」な実態(3)ブローカーを持ち上げた『朝日新聞』の罪
「幸せの国」として知られるブータン――。そのブータンから2017年、留学生として来日したドルジ君(仮名・20代)は、日本で不幸な暮らしを強いられている。母国で背負った借金の返済のため、アルバイトに明け暮れる毎日だ。肝心の日本語の勉強は捗らず、このままでは目標の大学院への進学も難しい。
ドルジ君は、ブータン労働人材省が昨年から始めた日本への留学制度「The Learn and Earn Program」(学び・稼ぐプログラム)で来日した。同プログラムを利用し、日本の日本語学校へ入学したブータン人は735人を数える。人口80万に満たないブータンでは、かなりの数である。なぜ、こんな制度がつくられたのか。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン