「人手不足」と外国人
(61)
ベトナム人留学生「違法就労」を美談で糊塗する朝日新聞「配達」の変わらぬ闇(下)
「収入源」でもあるベトナム人奨学生
朝日新聞販売所で横行するベトナム人奨学生の「週28時間」を超える違法就労——。法律を犯し、ベトナム人たちに長時間の就労を強いているのは販売所だ。ただし、奨学生を日本へ招き、販売所に斡旋している朝日奨学会の責任も大きい、と筆者は考える。
奨学生の就労が「週28時間」に制限されることに関し、奨学会は当然、ベトナムでの採用時に十分説明しているはずだ。給与などの待遇も、「週28時間」の就労が前提になっている。それなのに、いざ販売所に配属されると28時間を超えて働かされ、残業代すら支払われないとなれば、奨学生は騙されたも同然だ。しかも奨学会は、休日の日数などで日本人奨学生と格差を設け、販売所での差別待遇を容認してもいる。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン