「人手不足」と外国人
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アベノミクス継承「菅政権」は「留学生30万人計画」の悲劇防げるか(上)

評価すべき「功」もあるが、やはり大きな「罪」を残したまま去る(C)時事
憲政史上最長の7年8カ月に及んだ第2次安倍晋三政権が終わった。
同政権の下、急速に進んだのが外国人労働者の受け入れだった。日本で働く外国人の数は2019年10月時点で約166万人に達し、政権発足時から約100万人も増加した。近年の人手不足が影響してのことである。
増えた外国人は労働者だけではない。日本で「移民」となる資格を得る外国人も増えている。安倍政権は移民の受け入れに舵を切り、この国のかたちを変え始めた「開国政権」として、歴史に名を刻むことになるかもしれない。

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