
問題となった黄之鋒氏のツイッター
香港問題がタイ内政に微妙な波風を立たせ始めた。時の経過と共に消えてなくなるのか、それとも大きな波となってタイ社会を翻弄するのか。
国内政治のみならず中国との外交関係とも絡んでいる問題だけに、連立体制発足から3カ月余を経て試運転期間も過ぎ、最初の関門である2020年度の予算審議を前にしたプラユット・チャンオチャ政権にとっては、政権の今後を占う試金石となりそうだ。
タナトーン党首と並んだ写真
問題の発端は、香港の「雨傘運動」を率いた民主活動家の1人である黄之鋒(ジョシュア・ウォン、23歳)が10月7日にツイッターで発信したメッセージだった。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン