岩瀬昇のエネルギー通信
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「米イラン緊張」に加え機関投資家の「環境圧力」で原油価格はどうなる

ソレイマニ司令官の死を嘆き悲しみ「アメリカに死を!」と叫ぶイランの人々(C)AFP=時事
世界には不安が渦巻いている。
原油市場も同様だ。
米国が1月3日にイラン革命防衛隊の海外オペレーション「コッズ旅団」カセム・ソレイマニ司令官を殺害したことに対し、3日間の服喪の後にイランが全土を挙げて復讐を誓っているからだ。
この原稿を書いている1月8日午後3時の時点では、イラクのキルクーク地域政府の首都エルビルにある米軍等が本拠としている軍事基地がミサイル攻撃を受け、イラク人兵士が死傷したと報じられている。日本時間明日未明にもドナルド・トランプ大統領が「声明」を発表するとのことだ。

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