国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (127)

1000年を経てようやく明らかになる悲劇の「為政者」たちの功績

執筆者:関裕二 2020年9月11日
タグ: 日本 安倍晋三
エリア: アジア
高市皇子が造営にいそしんだ「新益京」(藤原宮)(筆者撮影)
 

 8月28日、安倍晋三首相が、辞任を表明した。

 政策に対する評価は大きく分かれるし、酷評されることも多かったが、そもそも首相という職業は「憎まれてナンボ」だと思う。国民の知らない情報や難題に対処するために、はたから見れば理不尽と思えるような施策を打っていかなければならない。どれだけ非難されようと、孤独に耐えねばならないのだ。その点、安倍首相は、よく憎まれ、よく踏ん張ったと思う。

 そして、外交力はずば抜けていた。日本の首相の枠を飛び越え、世界の首脳から一目置かれていたし、頼りにもされていた。安倍首相が日本の存在感を高めたことは、間違いないし、少なくともこの点に関しては、功績として素直に認めるべきではなかろうか。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。著書に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)、『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『伊勢神宮の暗号』(講談社)、『天皇名の暗号』(芸文社)、『「死の国」熊野と巡礼の道: 古代史謎解き紀行』 (新潮文庫)など多数。最新刊に『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』(新潮新書)、『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫)、『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪: 古代史謎解き紀行』(新潮文庫)がある。
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