米「リアル・ポリティクス」が考えるべき3層の「自由世界」
Foresight World Watcher's 2Tips

クアッド首脳会議に参加したバイデン大統領(C)AFP=時事
今週もお疲れ様でした。バイデン米大統領の訪日とクアッド首脳会議を受けて、米「フォーリン・アフェアーズ」誌が「バイデンの自由世界戦略を機能させる方法」を掲載。「自由世界」を3層に分けて説明しています。新たな1週間を迎える前に、フォーサイト編集部が週末に熟読したい海外メディアの記事2本、皆様もよろしければご一緒に。Hope you have a great weekend!
Why We Need Davos Man Back【Michael Hirsh/Foreign Policy/5月26日付】
「まさか自分がこんなことを言うようになるとは思っていなかったのだが、ダボス・マンをゲームに復帰させる必要がある。「ダボス・マン」とは、2004年にサミュエル・P・ハンティントンが生み出した言葉で、[中略]毎年スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラムに出席することを重視する、国境を越えたエリートたちのことだ」
こう書き起こすのは、米「フォーリン・ポリシー」誌上級特派員のマイケル・ハーシュ。5月22~26日に世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が開催されたことを受けて「なぜダボス・マンの復活が必要なのか」(5月26日付)を寄稿し、これまで開かれ(かつ、自身も一度は出席した)ダボス会議を厳しく批判したうえで、次のように述べている。

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