
6月14日、北朝鮮の豊渓里核実験場にある西側坑道付近を撮影した衛星写真[CSIS/Beyond Parallel (C)Airbus DS 2022提供](C)時事
党中央委総会拡大会議の結果を伝えた「報道」は、北朝鮮の置かれた現状を「未曽有の国難」、「未曽有の厳しい試練」、「未曽有の厳しくて困難な時期」、「類例のない国難」という表現で強調した。
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これまで述べてきた大規模な人事も、このままでは直面している「未曽有の国難」に打ち勝つことができないという判断があり、実務型、統制強化型の人材を多く起用している。一度処分を受けた朴泰成(パク・テソン)氏、金頭日(キム・ドゥイル)氏の再起用や、鄭京択(チョン・ギョンテク)前国家保衛相のような秘密警察による統制を担当してきた人物の、軍の統制を担当する軍総政治局長への起用などがそれを物語る。

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