2008年3月。テスラが最初のEV(バッテリー電気自動車)「ロードスター」を発売したこの年が「EV元年」だった。筆者は翌2009年の秋に、カリフォルニア州パロ・アルト市にあるテスラの工場を見学している。それは工場というよりは作業場のような趣だった。汎用品のモーターと、PC用電池を流用したバッテリー・パック、独自の制御装置の組み込みが、全て手作業で行われていた。
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