
イオングループUSMHはいなげやを子会社化して、国内最大の食品スーパーが誕生した[記者会見した(左から)イオンの吉田昭夫社長、いなげやの本杉吉員社長、USMHの藤田元宏社長=2023年4月25日、東京都千代田区](C)時事
2024年6月、食品スーパー、「いなげや」の株主総会でユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)との株式交換が承認されたことで、いなげやはイオングループの関東地区食品スーパーUSMHの子会社となった。これによりUSMHは、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東、いなげやの4社がぶら下がる巨大食品スーパー連合となり、その営業収益単純合計はUSMHの7066億円に、いなげやの2614億円が加わり、9680億円という国内最大の食品スーパーが誕生した(昨年度のトップは同じくイオングループの中四国食品スーパーを統合したフジ)。
三重県発祥のイオンは、かつては関東で出遅れ感もあったが、有力スーパーをM&AによってUSMHとして組成することで、ついに国内最大のマーケットである関東でトップシェアを確立した。このマーケットにおいても、決勝リーグが始まろうとしている。そのメンバーに残るのはどの企業なのだろうか。

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