[ロイター]トランプは3日、マドゥロ拘束後に副大統領のデルシー・ロドリゲスが就任宣誓を行い、米国のマルコ・ルビオ国務長官とも協議したと述べた。これを受け、ロドリゲスが実権を握るのではないかとの観測が広がった。ベネズエラ憲法では、マドゥロ不在時にはロドリゲスが大統領代行となる。実際、同国の最高裁は3日深夜、ロドリゲスに職務を引き継ぐよう命じている。
しかし、そのトランプ発言から間もなく、ロドリゲスは国会議長で兄のホルヘ・ロドリゲス、内務相のディオスダド・カベージョ、国防相のウラディミール・パドリノ・ロペスを従え国営テレビに登場し、マドゥロが依然としてベネズエラ唯一の大統領だと宣言した。マドゥロと権力を分かち合ってきた中枢グループが、少なくとも現時点では結束を保っていることを示した形だ。
トランプは3日、マドゥロに対抗し得る最有力の人物と広く見られてきた野党指導者でノーベル賞受賞者のマリア・コリナ・マチャドとの協力を、国内で支持を得ていないとして否定した。マチャドは2024年の大統領選への出馬を禁じられたが、国際監視団によれば、彼女の代替候補が地滑り的勝利を収めたとされる。マドゥロ政権はこれを認めず、自陣営の勝利を主張してきた。
焦点はカベージョ内務相
過去10年以上にわたり、ベネズエラの実権は少数の高官からなるインナーサークルによって握られてきた。ただし、その体制は、汚職と監視によって維持される、広範な忠誠者ネットワークと治安機関に依存していると、分析筋や当局者は指摘する。
権力中枢では、文民と軍の均衡が保たれている。各メンバーはそれぞれ固有の利害と後援ネットワークを持つ。
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