ご用心!「国有地格安払い下げ」詐欺の怪しすぎる実態

執筆者:内木場重人 2013年12月25日
カテゴリ: 社会
エリア: 日本
 架空の”格安払い下げ話”の舞台となった物件
架空の”格安払い下げ話”の舞台となった物件

 さる12月12日、東京地裁である詐欺事件の初公判が開かれた。被告は、元弁護士である本田洋司(80)ら3人。財務省などが所有する「国有地」を格安で購入できるという架空の話を捏造し、静岡県と福岡県の不動産業者らから合計約6億円を騙し取ったという事件である。余罪を含めると、被害総額は50億円を超えると見られている。

 最初の逮捕が10月3日(後に余罪で再々逮捕)だったこの事件は当時、詐欺の重要な役割を果たした本田被告が日本弁護士連合会の常務理事という法曹界の重鎮でもあったことから、新聞・テレビでも大きく報じられた。その一連の報道は、日弁連常務理事という大物の存在があったが故に成立した詐欺という、特異な事件としての扱いが大半だった。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
内木場重人 フォーサイト編集長
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み

池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top