先週末、2本の記事をアップロードしました。
「【ブックハンティング】『軍服を着た詐欺師』が進めた戦前の石油開発」(原田泰さん):太平洋戦争で日本が占領した蘭印など南方の石油生産量は、ピークで740万kl 。しかし、日本への還送量はピークで265万kl にすぎず、半分以上が持ち帰る過程でアメリカ軍の攻撃を受けました。石油を手に入れるために戦争を始めたが、実は、戦争をせずにただ買った方が、より多くの石油が手に入ったのです。
「小説・めぐみ園の夏(1)」(高杉良さん):フォーサイト初の連載小説がスタート。経済小説の大家・高杉良氏が自身の少年期の過酷な体験に材を得て、戦後間もなくの騒然とした世相を切り取る意欲作です。
本日の更新記事は、田中直毅さんの「経済の頭で考えたこと(80)『マイナス金利』政策が問う『貨幣』『銀行』とは何か?」です。「マイナス金利」を考えるヒント。「貨幣」は放っておいても常に増えていく財ではなく、その価値が消滅することもありえます。そして、銀行が本来なすべきこととは何なのでしょうか?
「専門家の部屋」では、「アメリカ」に「『トランプ優位』で迎える『スーパー・チューズデー』」(足立正彦さん)の新エントリ。誰もが予想しなかった序盤4州での3連勝。しかも主流派だったクリスティ・ニュージャージー州知事までトランプ支持を表明。間もなくのスーパー・チューズデーがより注目です。
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軍産複合体:自衛隊と防衛産業のリアル (新潮新書 1059)
¥990(税込)
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資源と経済の世界地図
¥2,365(税込)
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経済安全保障とは何か
¥2,640(税込)
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ドイツはなぜ日本を抜き「世界3位」になれたのか - “GDP逆転”納得の理由 - (ワニブックスPLUS新書)
¥990(税込)
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模索するNATO - 米欧同盟の実像 (叢書21世紀の国際環境と日本 010)
¥5,500(税込)
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沖縄科学技術大学院大学は東大を超えたのか―日本を「明治維新の呪縛」から解放し、新しい可能性を探求する― (KS21みらい新書, 2)
¥1,496(税込)
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移民・難民たちの新世界地図:ウクライナ発「地殻変動」一〇〇〇日の記録
¥2,420(税込)
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それでもなぜ、トランプは支持されるのか: アメリカ地殻変動の思想史
¥2,640(税込)
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ナショナリズムと政治意識 「右」「左」の思い込みを解く (光文社新書 1314)
¥902(税込)