【特別対談】「韓国」「北朝鮮」との「向き合い方」(3)

2002年9月、日朝首脳会談を終えて「平壌宣言」に署名し、握手する小泉純一郎首相(左)と北朝鮮の金正日総書記[代表撮影](C)時事
小此木政夫:日本の役割は、冷戦時代から何も変わっていない。北朝鮮との関係を改善して、朝鮮半島に安定的な国際システムを構築する、ということです。簡単に言えば、北朝鮮を安定的な国際システムの中に取り込んで、核兵器やミサイルがなくても生き残れることを教える、ということです。日韓関係正常化がモデルです。その過程で拉致問題も解決するべきでした。国交正常化し、経済協力を提供すれば、日本の立場は格段に強化されたことでしょう。

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