200年前に生まれた「奴隷少女」の手記はなぜ現代でベストセラーになったのか

『ある奴隷少女に起こった出来事』(新潮文庫)訳者インタビュー

法で認められ、少女でさえ過酷な人生を強いられていた時代があった(写真はイメージ。本書とは関連はありません)

 

 約200年前にアメリカで出版された、奴隷少女の回顧録『ある奴隷少女に起こった出来事』(ハリエット・アン・ジェイコブズ著/堀越ゆき訳/新潮文庫)が、いま、国内外で注目を集めている。

 19世紀にアメリカ南部のノースカロライナ州で奴隷として生まれた少女によって綴られたこの「手記」は、あまりに過酷で壮絶、そしてドラマティックな内容であることから、本国のアメリカでも、出版から1世紀以上にわたって「白人著者による創作=小説」と見なされ、忘れ去られていた。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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