国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (124)

疫病蔓延で崇められた「神の中の神」スサノヲの正体

執筆者:関裕二 2020年6月9日
エリア: アジア
須賀神社の奥宮の磐座で、奥の石がスサノヲ、手前左が奇稲田姫、右が清之湯山主三名狭漏彦八嶋篠湯山(筆者撮影)
 

 新型コロナウイルスとの戦いは、長期戦に入った。ワクチンか特効薬が生まれるまで、憂鬱な日々が続くだろう。辛抱するしかない。

 人間は食物連鎖の頂点に立ったが、結局微小な生物には勝てないのであって、今回の騒動は、驕る人類への警告でもあろう。

 ところで日本には、疫病を退散させてくれる有り難い神様が存在した。もっとも有名なのは、スサノヲ(素盞嗚尊、須佐之男)だ。アマテラス(天照大神)の弟で、天上界(高天原)で大暴れをして追放されたが、出雲に下って、国造りに励んだ。

カテゴリ: 社会
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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。著書に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)、『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『伊勢神宮の暗号』(講談社)、『天皇名の暗号』(芸文社)、『「死の国」熊野と巡礼の道: 古代史謎解き紀行』 (新潮文庫)など多数。最新刊に『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』(新潮新書)、『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫)、『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪: 古代史謎解き紀行』(新潮文庫)がある。
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