トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」 (46・最終回)

エリオット・エイブラムス・ベネズエラ特使兼イラン特使

執筆者:足立正彦 2020年8月26日
カテゴリ: 政治 軍事・防衛
エリア: 中東 北米 中南米

 

57.エリオット・エイブラムス・ベネズエラ特使兼イラン特使(72

 国務省政策立案局長を経て2018年8月からマイク・ポンペオ国務長官により国務省に新設されたイラン特使を務めていたブライアン・フック氏は、ポンペオ国務長官とともにトランプ政権下の対イラン制裁強化政策である「最大限の圧力キャンペーン」を積極的に推進してきたが、8月6日に辞任の意向を表明した。

 そして後任として、2019年1月からベネズエラ特使を務めているエリオット・エイブラムス氏が就任することを、国務省が8月6日に発表した。エイブラムス氏は、ベネズエラ特使とイラン特使を兼務することになると国務省は説明している。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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