「ファンド大物」vs.「シェール大立者」大喧嘩の勝者はどちらか

執筆者:岩瀬昇 2020年10月19日
米テキサス州パーミアン陸盆の夜明け。これまで通りの「Dig, Dig, Dig」では立ちいかなくなるのではないか(C)AFP=時事
 

 今となっては昔の話だが、石油開発業界に女性技術者が少なかった時代に、早稲田大学で資源工学を学んでいた女性がいた。仮にM嬢としておこう。

 そのM嬢は、まだ学部3年生のころ、英語を学ぶためにロンドンに短期留学にやって来た。2000年前後の話である。

 石油を業務とする在ロンドンの本社派遣邦人は当時「オイルメン」と呼ばれる業界グループを形成し、年数回のゴルフ大会など、懇親の場を設けていた。一方で、故あって「ロンドン・バッタリークラブ」(LBC)と称して折に触れパブ巡りをしている小グループがあり、筆者もその一員だった。「LBC」には、何人かM嬢の大学同学科卒業の先輩がいた。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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