スマートシティーを丸ごとハックせよ――「車載OS」という“史上空前のビジネス”(後編)

執筆者:寒川 慶 2022年3月25日
タグ: テスラ
ソニーの「VISION-S 02」は、エンタメ領域を超えたEV事業そのものに対する本格参入表明だ   (C)EPA=時事
「アリーンOS」の国内外向け販売を狙うトヨタ、イメージセンサーという“安全性の要”を武器にするソニー、車とスマホ共通OSで両市場にリーチするファーウェイ、そして「打倒テスラ」を最大の目標に据えたVWとフォード……。だが、未来へと加速を続けるテスラを捉えるのは至難の業だ。(この記事の前半は、こちらのリンク先からお読みいただけます

自動車メーカー「オリジナルOS」が破れずにいた壁

 車載OS開発で最も必要とされる能力は、車体などハードの開発力でなく「ソフトの開発ノウハウ」であり、これは自動車メーカーよりもIT企業に優位性がある。

 このことは、グーグルやアップルが、2000年代の終盤頃から先行して独自の地図、自動運転システム、各種のエンターテインメント機能といった車載OSの要素技術の開発に巨額を投じてきたことにも表れている。

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カテゴリ: 経済・ビジネス
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