
ソニーの「VISION-S 02」は、エンタメ領域を超えたEV事業そのものに対する本格参入表明だ (C)EPA=時事
自動車メーカー「オリジナルOS」が破れずにいた壁
車載OS開発で最も必要とされる能力は、車体などハードの開発力でなく「ソフトの開発ノウハウ」であり、これは自動車メーカーよりもIT企業に優位性がある。
このことは、グーグルやアップルが、2000年代の終盤頃から先行して独自の地図、自動運転システム、各種のエンターテインメント機能といった車載OSの要素技術の開発に巨額を投じてきたことにも表れている。

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