
GCCプラス3首脳会合に出席したバイデン大統領(C)AFP=時事
7月13日から16日に行われたジョー・バイデン米大統領による中東諸国への訪問は、米国メディアからの格好の批判の的となった。バイデンはカショギ氏殺害事件を巡る問題を巡り対話を拒否していたサウジアラビアのムハンマド(MbS)皇太子との会談に踏み切ったにもかかわらず、原油増産の確約やサウジアラビアとイスラエルの関係正常化、果てはイランに対する中東防空同盟の構築等、事前に期待されていた成果を明確なかたちで挙げることができなかった。

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