深セン証券取引所に日本のジャスダック(店頭市場)や東証マザーズに相当する新興企業向け市場の「創業板」が年内にも開設されるとの見方が出ている。創業板は二〇〇〇年秋に開設準備が始まったものの、日本を始めとする世界的な株価低迷など悪条件が重なり、これまで先延ばしが続いていた。しかし、日本と同様に昨年半ばには香港証券取引所、上海証券取引所など中国の株式市場も本格的に回復、新興企業の資金調達意欲も高まってきている。これらの動きを背景に深セン証券取引所が二〇〇四年の運営方針に創業板の開設を盛り込んだこともあり、中国の市場関係者の間で「創業板の実現は間近」との観測が急浮上した。
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