大統領選“本命不在”の共和党で急浮上した俳優トンプソン

執筆者:梅本逸郎 2007年7月号
エリア: 北米

[ワシントン発]スタートから一気にヒートアップしている二〇〇八年米大統領選で、共和党から保守本流を自任する候補が登場した。六月一日に選挙戦準備委員会を設置、資金集めを開始した元上院議員、俳優のフレッド・トンプソン氏(六四)だ。世論調査の支持率も上昇しており、正式の出馬表明も近いとみられる。 バラク・オバマ、ヒラリー・クリントンの両上院議員が注目を集める民主党に比べ、共和党側の盛り上がりは今ひとつ。トンプソン氏は、やや自信喪失気味の共和党陣営で、草の根保守の価値観を訴え、あえて堂々の中央突破を狙う。

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