アメリカはイラクへ攻め込む前から、ポスト・サダム・フセインの政権づくりを考えている。それを手本としたわけでもあるまいが、自民党ではポスト小泉をめぐる議論が公然と行なわれている。「そんなことになったら、おれの肝臓を返せという」。小泉純一郎を引きずり降ろしたいが、代わる人物がいない、のが悩みの権力集団橋本派からは、河野洋平の名前まで挙がっている。肝臓を返せ、といっているのは生体肝移植で肝臓の一部を提供し父親を救った代議士の河野太郎だ。かねて父親に世代交代をすすめてきた。手術が成功し、洋平は健康を取り戻した。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン