Weekly北朝鮮『労働新聞』
Weekly北朝鮮『労働新聞』 (155)

第9回党大会が開幕、金正恩の開会の辞は引き続き人民生活向上を重視(2026年2月15日~2026年2月21日)

執筆者:礒﨑敦仁 2026年2月24日
タグ: 北朝鮮 金正恩
エリア: アジア
第9回党大会で「自衛力建設の次の段階の構想と目標を闡明する」ことも予告されている[開会の辞を述べる金正恩国務委員長=2026年2月19日、北朝鮮・平壌](C)EPA=時事
第9回大会の議案として、①党中央委員会の事業総括、②党規約改正について、③党中央指導機関選挙の三つを公表。第8期の総括では経済分野の成果を誇示し、第9期も地方発展政策や農村革命綱領などを本格的に進めるとした。また、党や政権幹部の「深刻な欠点」を批判的に総括することも予告した。【『労働新聞』注目記事を毎週解読】

経済5カ年計画は「基本的に完遂」

 2月19日、朝鮮労働党第9回大会が開幕した。20日付が第1面から第3面にかけて報じた。党中央委員会政治局の委任によって趙甬元(チョ・ヨンウォン)党書記が司会を担い、大会執行部としては、金正恩(キム・ジョンウン)総書記のほか、朴泰成(パク・テソン)内閣総理、崔龍海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長、趙甬元、李日煥(リ・イルファン)党書記、朴正天(パク・ジョンチョン)党中央軍事委員会副委員長、李煕用(リ・ヒヨン)党書記、趙春龍(チョ・チュンニョン)党書記、金徳訓(キム・ドックン)党書記、崔東明(チェ・ドンミョン)党書記、崔善姫(チェ・ソニ)外相、努光鉄(ノ・グヮンチョル)国防相、李炳哲(リ・ビョンチョル)党軍需政策担当総顧問ら計39人が選任された。金与正(キム・ヨジョン)党副部長は36番目に紹介された。

 さらに、各道の党責任書記と第8回党大会の決定貫徹で「自らの責務を忠実に果たした」党中央指導機関のメンバー、特出した功労を立てた幹部、朝鮮労働党の「友党」すなわち衛星政党である朝鮮社会民主党の金虎哲(キム・ホチョル)中央委員会委員長、天道教青友党の李明哲(リ・ミョンチョル)中央委員会委員長が雛壇に着席した。

 党大会の議案は、①党中央委員会の事業総括、②党規約改正について、③党中央指導機関選挙の三つであることが公表された。

 金正恩が開会の辞を述べ、党大会が「偉大な金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)主義に徹底的に忠実であることを厳粛に宣誓」した。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
礒﨑敦仁(いそざきあつひと) 慶應義塾大学教授。専門は北朝鮮政治外交。1975年生まれ。慶應義塾大学商学部中退。韓国・ソウル大学大学院博士課程に留学。在中国日本国大使館専門調査員、外務省第三国際情報官室専門分析員、警察大学校専門講師、米国・ジョージワシントン大学客員研究員、ウッドロー・ウィルソンセンター客員研究員など歴任。著書に『北朝鮮と観光』(毎日新聞出版)、『北朝鮮を読み解く』(時事通信社)、共著・編著に『最新版北朝鮮入門』(東洋経済新報社)、『北朝鮮を解剖する』(慶應義塾大学出版会)など。
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