マッコウクジラの新生児。生まれて最初の呼吸のためには即座に水面に出る必要がある (C)Project CETI/Handout via REUTERS
[ロイター]出産は、ドミニカ沖の東カリブ海で観察された。今回の調査で、研究チームはマッコウクジラのみならず、野生のクジラ目(クジラ・イルカ・ネズミイルカを含む)全体において、これまでで最も詳しく出産の過程を記録した。
調査を行ったのは研究団体「クジラ目翻訳イニシアチブ(Project CETI)」のチーム。出産はドローン映像、水中音声、船上からの写真を組み合わせて2023年7月8日に観察された。子クジラの尾びれが外に現れてから完全に生まれるまで、約34分間かかった。研究成果は3月26日、学術誌『Science』と『Scientific Reports』に2本の論文として掲載された。
マッコウクジラはハクジラ類最大の種であり、脳だけでも約8キロに及ぶ。研究チームは、群れのメスが息をぴったり合わせて協力する姿に出くわした。出産時には母親を含む10頭のメスと1頭の若いオス計11頭が集まり、子クジラの安全を守っていた。
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