北京の民間企業、星美伝媒(ステラー・メガメディア)が、香港上場のメディアや娯楽産業に対する買収攻勢を強めている。企業の経営者は、三十五歳の実業家・覃輝氏。最近では、香港最大の映画制作・配給会社、ゴールデン・ハーベストの経営権獲得を画策していることも発覚し、証券市場を驚かせている。 覃氏が狙うのは、ゴールデン・ハーベストの会長で、「香港の映画王」として知られた鄒文懐氏が握る三一・三%の株式。ゴールデン・ハーベスト社は、「複数の第三者と株式売却の交渉を開始しているが、会長保有株を売却する可能性はない」とコメントしている。
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