韓国100万部小説『82年生まれ、キム・ジヨン』が浮き彫りにするもの

執筆者:山本美織 2019年3月14日
カテゴリ: 国際 文化・歴史 社会
エリア: 朝鮮半島
紀伊國屋ホールが満席に

 

誰でもなく、誰でもある「キム・ジヨン」

 韓国発の小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)が話題をさらっている。韓国社会にはびこる女性差別に真っ向から切り込んだこの作品は、海を越えて日本の女性にも深い共感を呼び、口コミを中心に発行部数を順調に伸ばし、発売から3カ月で9万部という異例の大ヒットを遂げている。

 日本での反響を受け、2月には作者が来日し、東京・新宿で作家の川上未映子さんとトークイベントを行った。

いつも男子より「下」

『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国人の女性作家、チョ・ナムジュさんが2016年に発表した作品。主人公のキム・ジヨンは1982年生まれの33歳で、夫と1歳になる娘の3人家族の主婦だ。出産を機に勤めていた広告代理店を辞め、日々育児に追われている。

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