もはや「政策矛盾」に陥っている黒田・日銀「窮余の一策」

苦しい「言い逃れ」が目立った黒田総裁(C)時事

 

 景気の減速懸念が強まっている中、日本銀行の金融政策が“手詰まり状態”に陥っている。黒田東彦総裁は、4月24、25日の金融政策決定会合で、政策金利のフォワードガイダンス(先行き指針)の明確化を行ったが、これは“リップサービス”であり、金融政策を強化するものではない。

小手先の手段

 米中の貿易戦争の激化が、景気に暗い影を落としている。日銀の「全国企業短期経済観測調査(短観)」3月調査では、指標となる大企業製造業の業況判断が2四半期ぶりに悪化した。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
鷲尾香一 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
クローズアップ
comment:2
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 最新コメント
  • 最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top