ニューノーマルとは、VUCA「5つの重大テーマ」が生む波を次々に乗り越えていく時代だ

執筆者:辻野晃一郎 2021年7月19日
タグ: マネジメント
エリア: その他
イーロン・マスク氏の有人宇宙船「クルードラゴン」とテスラの電気自動車には、共通のDX思想が流れている   ©︎AFP=時事
私たちがVUCAに囲まれている状況は、数十年先までも変わらない。その状況に対応し、変化をチャンスに変える知恵や逞しさや俊敏さを身に着けるのが、ニューノーマルの時代の本質と言える。VUCAの根底にある5つの要因は、今後どのような現実上の問題として立ち現れるのだろうか。

   前回、VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)の時代を迎えるに至った根底には資本主義に基づくグローバル経済の際限なき膨張があると語り、飽くなき経済発展が現代社会にもたらした帰結を考察する上で5つの要因に注目してこの連載で取り上げることを予告した。

   それらは、①気候変動を伴う地球環境の変化、②2050年には100億に近づくという地球の人口爆発、③人生100年時代ともいわれる超高齢社会の到来、④中国の台頭と米中の覇権争い、⑤加速度を増し続ける技術革新、の5つだ。

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執筆者プロフィール
辻野晃一郎 福岡県生まれ。アレックス株式会社代表/グーグル日本法人元代表。1984年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタルTV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長兼CEOを務める。2012年4月~2017年3月早稲田大学商学学術院客員教授、2013年10月~2016年8月 内閣府高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)規制制度改革分科会メンバー、2016年6月~2018年9月 神奈川県ME-BYOサミット神奈川実行委員会アドバイザリーメンバー。2017年8月より株式会社ウェザーニューズ社外取締役。著書に、『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』(2010年 新潮社、2013年 新潮文庫)、『成功体験はいらない』(2014年 PHP ビジネス新書)、『リーダーになる勇気』(2016年 日本実業出版社)、『「出る杭」は伸ばせ!なぜ日本からグーグルは生まれないのか?』(2016年 文藝春秋社)、『日本再興のカギを握る「ソニーのDNA」』(2018年 講談社)。
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