巨人・ヤマダ電機が大都市を“侵略”し、業界再編は最終段階に入った。しかし勝者にも、ビジネスモデルの限界が襲いかかる。 今年七月、東京を舞台に家電量販業界の覇権をかけた「最終戦争」の火蓋が切られる。業界首位のヤマダ電機が六位のビックカメラの本拠地である池袋に進出するのだ。しかも、ヤマダの新店はビックカメラ池袋本店から一軒おいた隣、ビックパソコン館池袋本店とは通りを挟んで向かい合う。業界二位のエディオンとの経営統合を拒み退路を断ったビックカメラが三倍近い売上高を誇るヤマダとどう渡り合うのか、関係者は直接対決の行方に固唾をのむ。
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