日本の改革を実現するためには、「知のインフラ」整備が不可欠。その起爆剤となるのは、民間非営利独立型シンクタンクの創設だ。 今日の日本の現状は、これまでになく、先行きが見えにくくなっている。わずかながら好転への兆しがあるものの、むしろ、このままズルズルと悪い方向に向かってしまうのではないかということすら危惧される。この根本的な原因は、今日の日本では現状を根本から変え、良くしていこうという「意思」、特に「政策的な意思」が存在しないからである。 では、なぜ日本が「意思」のない社会になってしまったのだろうか。それは、日本が民主主義という制度に基づいた社会を運営しているにもかかわらず、その運用のために必要な制度や人材などの「知のインフラ」を造ってこなかったことに大きく起因している。
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