アフガン攻撃後にたかられる米国の出費

執筆者: 2001年12月号

 米軍のアフガニスタン攻撃が終了後、米国は今回の攻撃を支援した周辺諸国への“成功報酬”の支払いを余儀なくされそうだ。 外交筋によれば、米軍に基地を提供したウズベキスタンに八十億ドル、タジキスタンに二十億―三十億ドルの経済援助を約束したとされ、パキスタンへの経済援助は最高二百億ドルに達する見通し。核実験に伴う経済制裁も、パキスタンの要求通り解除された。ロシアのプーチン政権も情報提供、領空通過など五項目の対米支援を行なったが、見返りとして、(1)世界貿易機関(WTO)加盟承認(2)債務削減(3)米企業のロシア投資奨励(4)カスピ海油田のパイプライン敷設協力(5)チェチェン政策への批判中止――などで米口密約があったといわれる。

カテゴリ: 国際
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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