「燃料タンクを、空っぽにすればいいのですよ」――北京の消息筋によると、中国は二月に続き、七月末にも再び対北朝鮮パイプラインを閉鎖したという。北朝鮮軍を兵糧攻めにし、動けなくすることを念頭に置き始めたというのだ。 一方、中朝国境空域における中国空軍のスクランブル回数が激増している。中国空軍は七月頃、以前は無視していた遠方の米軍機にも出動するようスクランブル発進規定を調整した。米軍の偵察機が朝鮮空域に飛来するたびに北朝鮮空軍機は発進、米軍機に対して中国軍機もスクランブルするから、北朝鮮空軍は米・中の二方面にスクランブルをかけねばならない。結果的に北朝鮮軍の燃料備蓄は急速に減少する、というわけだ。
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