飛ぶ鳥を落とす楽天「三木谷浩史」の処世

執筆者:安西巧 2005年1月号
タグ: トルコ 日本

ベンチャー企業の成功者にしてプロ野球新球団のオーナー。現代を代表する若手経営者の人物像に迫る。 ファッションセンスそのものよりも、受賞者の話題性に重点を置いている感がある「ベストドレッサー賞」。十一月三十日に赤坂プリンスホテルで開かれた二〇〇四年の表彰式で、最も注目を集めたのは楽天社長、三木谷浩史(三九)だった。 ストライプが入った黒のスーツに白いシャツ、ノーネクタイで登場した三木谷は「プロ野球参入が決まるまでネクタイをしていたのですが、決まったので外してもいいかな」と会場の笑いを誘いながら、「仕事もファッションも直感で選ぶ」などと軽妙洒脱に語った。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
安西巧(あんざいたくみ) ジャーナリスト 1959年福岡県北九州市生まれ。1983年早稲田大学政治経済学部政治学科卒、日本経済新聞社入社。主に企業取材の第一線で記者活動。広島支局長、編集委員などを歴任し、2024年フリーに。フォーサイトでは「杜耕次」のペンネームでも執筆。著書に『経団連 落日の財界総本山』『広島はすごい』『マツダとカープ 松田ファミリーの100年史』(以上、新潮社)、『さらば国策産業 電力改革450日の迷走』『ソニー&松下 失われたDNA』『西武争奪 資産2兆円をめぐる攻防』『歴史に学ぶ プロ野球16球団拡大構想』(以上、日本経済新聞出版)など。
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