ミャンマー南部のタニンサリ地区で大規模な港湾の建設が可能かどうか、インドが調査を開始することになったとミャンマー運輸省が認めた。 この計画は「ダウェイ深海港プロジェクト」と名づけられ、港が建設されると、中東やアフリカ、ヨーロッパからの貨物を、マラッカ海峡を通過することなく、陸路でミャンマーや中国、タイ、ベトナム、ラオスなどに運ぶことができるようになる。ミャンマー運輸省の見積もりによると、これにより貨物船の航行距離は千二百五十カイリ短くなり、輸送日数も四日短縮できるという。 同プロジェクトはまた、BIMST-EC(「バングラデシュ・インド・ミャンマー・スリランカ・タイ・経済協力」の略。別名=東南・南アジア経済協力閣僚会議。後にブータンとネパールが加わった)と呼ばれる地域経済協力体の未来構想の目玉のひとつでもある。
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