【香港特別対談】(上)「飲茶文化」に通底する「リーダー不在」の香港デモ
ジャーナリスト野嶋剛×立教大学・倉田徹教授

香港・台湾を見てきた両氏が語る香港危機の深層とは――。 (撮影:平野光良)
2019年4月に香港の立法会に「逃亡犯条例」の改正案が提出された時、誰がこれほどの事態を予測できただろうか。
6月に100万人規模に膨れ上がった「香港デモ」は「改正案撤回」「大学籠城」「区議選での圧勝」といういくつかの段階を経て、小休止に至っている。2020年9月には中央議会に相当する立法会の選挙が予定されており、正念場はこれからとの見方もできるという。
中国にとっても世界にとっても想定外だったに違いない「香港デモ」は一体どのようにして始まり、なぜここまで大きな国際問題に発展したのか。これからどう波及していくのか。

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