イラン核合意協議の争点――米とイランの相違点

東大先端研創発戦略研究オープンラボ:ROLESCast#001

執筆者:鈴木一人
執筆者:池内恵
2021年5月18日
フォーサイト「中東通信」の池内恵・東京大学教授が、同大学先端科学技術研究センターに立ち上げた「先端研創発戦略研究オープンラボ(ROLES)」。学内外との連携性・機動性を重視したこのバーチャルシンクタンクのユニークな試みとして、国際情勢各分野の専門家に“現在進行形”のテーマをインタビューする動画配信チャンネル「ROLESCast」がスタートした。5月11日に行われた第1回インタビューでは、核合意再建を目指す米・イラン間接交渉の争点について鈴木一人・東京大学公共政策大学院教授が解説した。

*お二人の対談内容をもとに、編集・再構成を加えてあります。

池内 イラン核合意へのアメリカの復帰はなるか、両国の間に残る対立点は何なのか。「ROLESCast」第1回は、この点について東京大学公共政策大学院の鈴木一人教授に伺います。鈴木先生は、EU(欧州連合)の外交政策、特に宇宙政策や科学技術政策、あるいは安全保障や安全保障的観点からの技術管理がご専門です。2013年12月から2015年7月まで国連安保理イラン制裁専門家パネルのメンバーとして勤務し、対イラン制裁をめぐる国際政治の専門家としても、さまざまに分析・提言をされています。

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執筆者プロフィール
鈴木一人 すずき・かずと 東京大学公共政策大学院教授。1970年生まれ。1995年立命館大学修士課程修了、2000年英国サセックス大学院博士課程修了。筑波大学助教授、北海道大学公共政策大学院教授を経て、2020年より現職。2013年12月から2015年7月まで国連安保理イラン制裁専門家パネルメンバーとして勤務。著書にPolicy Logics and Institutions of European Space Collaboration (Ashgate)、『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、2012年サントリー学芸賞)、『EUの規制力』(日本経済評論社、共編)、『技術・環境・エネルギーの連動リスク』(岩波書店、編者)などがある。
執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター グローバルセキュリティ・宗教分野教授。1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より東京大学先端科学技術研究センター准教授、2018年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』(同)などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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