
4月の米雇用統計で「平均時給」は前年同月比5.5%増、しかし3月の米消費者物価上昇率も同8.5%を記録した。雇用の強さと物価上昇のデッドヒートが続いている(写真はパウエルFRB議長=5月4日) (C)EPA=時事
下げ相場を演出した「2人のP」
Sell in May(5月の売り)。相場格言を地で行くように、世界の株式市場が調整局面に入っている。なかでもニューヨーク・ダウ工業株30種平均は5月13日で終わる週まで、7週連続で下落した。週間続落記録としては、ITバブル崩壊を受けた2001年5~7月以来、21年ぶりの長さとなった。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン