
(C)Reuters
[シドニー発(ロイター)]シドニーに住むコーヒー業界の技術者リース・ウェアラム(31)にとって、2020年に新型コロナ対策として始まったロックダウンは、単なる巣ごもり以上の意味を持っていた。パブのポーカーマシンでギャンブルに興じるという日課をやめなければならなかったからだ。そこで彼が飛びついたのが、どこからでも大好きな野球の賭博ができるスマートフォンアプリだった。
「ギャンブル自体はやめられないから」と、ウェアラムは言う。「午後のパブで散財していた何百ドルの金を、今ではスポーツ賭博アプリに注ぎ込んでいる」。

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