【Exclusive】有罪評決で「トランプに投票する可能性は低くなった」のは共和党員の「10人に1人」

2024年6月2日
エリア: 北米
量刑の言い渡しは7月11日[有罪評決の翌日、記者会見に臨むトランプ氏=2024年5月31日、アメリカ・ニューヨークのトランプタワー](C)REUTERS/Brendan McDermid
不倫口止め料不正処理問題でニューヨーク州地裁の陪審員が有罪評決を下した直後の5月30日から2日間行われた世論調査によれば、「トランプに投票する可能性は低くなった」のは共和党有権者の10%。ただし、この10%を失うことは、3分の1以上が依然として支持していること以上に、トランプに与える影響が大きい。「今日が投票日ならば誰に投票するか」という問いには、全米の成人2556人のうち41%がバイデンと答え、39%がトランプを選ぶと答えている。ただしこちらも、この世論調査の誤差の範囲は2%ポイントであり、バイデンのリードは誤差の範囲でしかない。

[ワシントン発/ロイター]ロイターとイプソスが5月31日までに実施した世論調査に対し、共和党に登録している有権者の10%が11月の大統領選でドナルド・トランプ前大統領に投票する可能性が低くなったと回答した。また、共和党の登録有権者の56%が評決は自らの投票行動に影響しないと答え、35%が裁判は政治的動機によって起こされたとして控訴を表明したトランプへの支持が強まったと答えた。

 だが、共和党支持者の10%を失うことは、3分の1以上が依然として支持していること以上に、トランプに与える影響が大きい。なぜなら、この3分の1以上の支持者は評決がどうあれトランプに投票する人たちだからだ。

 共和・民主どちらにも登録していない無党派層のうち、25%が有罪評決によって11月にトランプに投票する可能性が低くなったと回答。18%が逆に投票する可能性が高まったとし、56%が自分の投票は評決に影響されないと回答した。……

カテゴリ: 政治
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