【Exclusive】トランプ支持者で石油業界の大物ハリー・サージェント、ベネズエラをめぐり米政府に助言=関係筋

2026年1月10日
エリア: 中南米
2025年2月のグレネル米特使とマドゥロの会談も仲介した[サージェント氏=2019年2月7日](C)REUTERS/Joe Skipper
ニコラス・マドゥロ拘束後のベネズエラ石油産業の運営について、トランプ政権は石油業界幹部に助言を求めているようだ。共和党の大口献金者でエネルギー分野の著名起業家でもあるハリー・サージェント3世とそのチームが、米石油会社のベネズエラ再参入について助言していることが分かった。

 事情に詳しい4人の関係者が明らかにした。この記事に登場する関係者はいずれも、政権内部の協議について語るため匿名を条件としている。

 米軍がベネズエラに出入りするタンカーの拿捕を続ける中、マルコ・ルビオ国務長官は7日、米国が最大5000万バレルのベネズエラ産原油を精製・販売すると述べた。その資金は、ベネズエラ国民の利益となる形で分配されるよう、米国が管理するとしている。

1980年代からベネズエラに関与

 サージェントのベネズエラ事業は、同国からの原油輸出で連邦政府から唯一の許可を受けた米企業、シェブロンよりは小さい。しかし1980年代からベネズエラでの事業を手掛け、石油部門と深いつながりを持っている。サージェントの企業は、ベネズエラの重質原油から製造されるアスファルトを購入・輸出しており、複数の油田にも投資してきた。

 また、マドゥロや暫定大統領のデルシー・ロドリゲスを含むベネズエラ政府高官と長年にわたり取引してきたと、サージェントはロイターに語っている。一方で、関係者2人によるとサージェントはドナルド・トランプ米大統領と長年のつながりがあり、大統領の私邸マール・ア・ラーゴでしばしばゴルフを共にしているという。

 事情に詳しい関係者の1人によれば、サージェントは最近、エネルギー省のクリス・ライト長官を含むトランプ政権高官とマイアミで会談し、ベネズエラの石油インフラを更新するための投資の必要性について議論したという。ベネズエラ政府が契約において提示し得る条件の範囲についても助言したようだ。

カテゴリ: 経済・ビジネス 政治
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