「税理士対会計士」不毛の対立

執筆者:石山新平 2001年3月号
タグ: 日本
エリア: アジア

紛争の本質はお互いの仕事のとりあいに他ならない 税理士と公認会計士の業界を挙げた職域争いが過熱している。かつては株式を上場するような大企業は公認会計士、中小企業や個人は税理士という暗黙の縄張りがあったが、中小企業にまで株式上場が広がるなど、その線引きは年々あいまいになっている。一般の国民からみれば、ともに決算数字を扱う“兄弟資格者”だが、なまじ関係が深いだけに、泥仕合に発展しかねない様相だ。先制パンチは税理士から 今回の紛争は、税理士の業界団体である日本税理士会連合会(日税連)の先制パンチで幕を開けた。

カテゴリ: 社会 経済・ビジネス
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top