UFJとの経営統合に執念を燃やす三井住友フィナンシャルグループが、UFJホールディングスの筆頭株主になった米投資ファンドに接近している。 この投資ファンドは、かつてNECなどの筆頭株主として名前が挙がったキャピタル・リサーチ・アンド・マネジメント・カンパニーグループ。UFJ株の九・八三%を取得済みだ。 三井住友FGは株主提案権を得るため、UFJ株三百株をすでに取得済みだが、「キャピタル・リサーチに働きかけて株式譲渡の交渉を検討している」(三井住友銀関係者)という。キャピタル・リサーチにとってUFJ株の取得は「利益を目的とした純投資」で、「UFJ株が高い値段で転売できれば、売却相手がどこであろうとかまわない」(キャピタル幹部)。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン