台湾統一地方選にみる民進党「自滅の軌跡」

執筆者: 2006年1月号
タグ: 台湾 中国 日本
エリア: アジア

地すべり的な野党の大勝は政権党が演出したと言っても過言ではない。北京側の高笑いが聞こえる……。[台北発]十二月三日夜、台湾の与党・民進党本部に三人の党首脳が現れた。陳水扁政権を支える蘇貞昌主席、謝長廷行政院長(首相)、游錫コン総統府秘書長(官房長官)である。台北市、高雄市の二大都市を除く全域の二十三県市長が改選されたこの日の統一地方選挙で、民進党は現有十ポストを六まで減らした。三人が顔をそろえたのは、敗北を認める記者会見に臨むためだ。「重大な挫折であり、台湾人民が民進党に与えた警告だ」。首脳は蘇主席の言葉が終わると頭を下げた。司会の女性の涙声が惨敗を象徴していた。

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