プラズマテレビで松下電器産業に攻勢をかけられ、不振が続くパイオニア。薄型テレビが活況を呈する中での業績不振で、「負け組」のレッテルは当分返上できそうもない。 そのパイオニアに家電量販店大手のヤマダ電機やビックカメラが“救いの手”を差し伸べようとしている。大手ファンドのある幹部は「自分たちが両社の間に入り、量販店という販路を確保したうえで、プラズマやAV機器などの商品生産は台湾や中国にOEM(相手先ブランドによる生産)委託すれば、価格戦略で再生できる」と商機を見込むが、量販店は「協業」の先に「買収」すら視野に入れている。
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